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はじめての日本語検定1級!受験体験記を速報レポート(2021年度/令和3年度)

2021 (令和3)年度第1回日本語検定1級問題冊子 日本語検定
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2021年度(令和3年度)第1回日本語検定の1級を受験しました。検定実施日は6月12日の土曜日。会場は神戸国際会館でした。この記事では、当日の会場の様子や、個人的に体感した今回の試験問題の難易度(自己採点の結果や過去問と比較した印象)などをレポートしたいと思います。

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2021年度(令和3年度)第1回日本語検定の会場

さて、阪急電車に乗ってやってきました神戸三宮。前回、2020年11月に2級を受験した際も、試験地は神戸だったのですが、そのときの会場は元町寄りだったので、JR側の出口から外に出るのは久々です。そごうが阪急に変わってる!と驚いたり。

神戸阪急

そもそも、まともな外出自体が前回の検定以来ですかね。幸い会社の業務がほぼ在宅勤務で完結することもあり、不要不急の外出を心掛けていたら自然とそうなっていました。まあ、このご時世、いい体質だと思います。

会場の神戸国際会館です。ここを訪れるのは、併設の「こくさいホール」でジューダス・プリーストのライヴを観て以来でしょうか。

神戸国際会館

確かあれは2012年の「Epitaph Tour」の一環である来日公演でした。同ツアーは、バンドの「最後のツアー」と銘打たれていたはずなのですが、なぜかその3年後の2015年に、大阪のオリックス劇場(大阪厚生年金会館)で、再び彼らの雄姿を拝んでいるんですよね。

JUDAS PRIEST、最後のジャパン・ツアーを2012年2月に開催! – TOWER RECORDS ONLINE

まあ、歴史の長いロックバンド「あるある」ですが、それはさておき、神戸国際会館。私が建物入り口に到着したのは午後1時前。当日、こくさいホールでは坂本冬美さんのコンサートが開催されていたのですが、1時開演だったので、観客のほとんどはすでにホールに入場していた模様。

よって、周囲の混雑に巻き込まれることはありませんが、もう少し早く着いていたら危なかったかも。ホール併設の会場の試験では、当日の演目と開場・開演時刻も事前のチェックポイントに含めるべきだと学びました。

試験を受ける部屋は、神戸国際会館9階の「セミナーハウス(貸会議室)」でした。

コンサートホールのイメージから、だだっ広い空間に机が並べられているところを勝手に想像していたのですが、普通の会議室でちょっと拍子抜け。

神戸国際会館9階「セミナーハウス(貸会議室)

部屋には窓がなく、入室当初は換気が不安になりましたが、内装は新しくて清潔感があり、空調も効いているようでしたので、じきに不安は消えました。

検定運営側のコロナ対策も、問題ないようでしたし。具体的には、

  • 試験室入口に消毒液を設置
  • スタッフの皆さんがマスクとフェイスシールド着用
  • 受験者にもマスク着用の徹底を要請
  • 座席間のソーシャルディスタンス
  • ビニールに封入されて配布される問題と解答用紙(ビニールは、開封後に回収)

などがありました。

座席は、3人用の長机を一人で使用、一列おきに着席とされ、詰めれば60人ぐらいは座れそうな空間に、十数人しか座っていないという状態。

なお、このような座席の配置は、別の会場で2020年度(令和2年度)第2回の日本語検定(雪辱の日本語検定2級!受験体験記を実況レポート(2020年度/令和2年度))が実施されたときも同様でした。

すぐ横や前後に他の受験者がいて、飛沫が直接ぶっかかるなどという可能性はまずなさそうなので、日本語検定の受験にあたって、その点を気にしすぎる必要はないかと思います。

2021年度第1回 日本語検定1級の難易度は?

さて、ここからは試験そのものの感想です。

私は今回の日本語検定1級受験に備えて、1級過去問を20回分(公式過去問集10冊分)を解きました。

うち、何度も復習した、直近の過去問7回分+過去問題ベストセレクション1回分(平成30年度~令和3年度版収録)と、今回の2021年度第1回1級問題を比較し、判定した難易度は「普通」。

私の現在の日本語力は、初見の日本語検定1級過去問題で小問にして10~20個の誤りがあるというレベルなのですが、今回の誤りの個数は、6月16日に公表された解答速報によると、14個でした。

解答速報 | 日本語検定

出題領域で言うと、「敬語」「文法」「語彙」が易しくて、「表記」が普通、「言葉の意味」「漢字」が難しい回だったと思います。

出題の傾向は、前回の2020年度(令和2年度)第2回(2020年11月実施)検定と同じ。大問に対する領域の割り当ては次の通り。これも前回の検定と同じでした。

2021年度(令和3年度)第1回 日本語検定1級の出題領域

問1~4 敬語
問5、6 文法
問7、8 語彙
問9~11、14 言葉の意味
問12 表記
問13、15、16 漢字
問17、18 総合問題

気になる合否ですが、今回小問が100個あり誤答が14個ですので、配点がすべて1点とすると86%。1級の認定基準は「総合得点率80%程度以上」で、実際の配点は不明なのでまだ何とも言えませんが、まあクリアしているのではないでしょうか。

日本語検定は、総合の正答率だけではなく、領域別の正答率も合否の基準となりますが(各領域につき50%以上の得点率が必要)、こちらもクリア。おそらく合格認定されることになりそうです。

仮に、運悪く落とした問題の配点が高く、1級認定の基準は満たさなかったとしても、得点率70%を下ることはないでしょうから、準1級認定はいけるのではないかと。

というのは、日本語検定に「準○級」という試験区分はないのですが、惜しくも受験級の基準をわずかに下回った人には「準」がついた認定が与えられるという仕組みがあるのです。1級受験の場合は、総合得点率が70%以上で、80%に満たない場合、準1級認定となります。

ということで、合否が発表される7月中旬に「不合格でした」というエントリーは書かなくてすみそうで、とりあえず安堵。次回以降の記事では、領域別の具体的な出題内容に触れていきたいと思います。

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