このサイトがめざすもの
幼い頃から周囲の環境を通じて自然に身につけてきた言語である「母語」。日本で生活する方の多くが、おそらく日本語を母語として意思疎通を図り暮らしていることと思います。
こうした言語を使ったコミュ二ケーションには、一般に「読む」「書く」「話す」「聞く」の四つの技能が必要とされています。英語などの外国語に真剣に取り組んだ経験のある方なら共感していただけることでしょう。これら能力を縦横無尽に駆使できるというのは実はたいへん高度なスキルなのです。
こうしたスキルを母語として知らず知らず修得しているという事実には驚かされるばかりですが、そうは言っても、ちょっとした誤解や勘違いから、正しいとされる日本語からちょっとはずれた表現を使ってしまうことは避けられないもの。
当サイトでは、こうした日本語の使われ方を「誤用」と切って捨てることなく、むしろ興味深い「変化」ととらえることを基本的なスタンスとしています。
そのうえで、イラストつきで気軽にトライできる択一式クイズや、最新のニュース報道に関する気軽なエッセイ等を通じて、「正しい」「正しくない」を超えた日本語それ自体の楽しみ方をご提案できれば。
スタッフ一同、そんな思いで今日もせっせとネタの収集に余念がありません。
コンテンツをご紹介
毎日1問!日本語クイズ
無料メールマガジン『毎日一問!日本語ドリル』として配信していた日本語クイズの数々。これらにイメージイラストをプラスし、さらに気軽にお楽しみいただけるようウェブコンテンツとして再編集いたしました。
サクッと一問3分ほどで読める解説は当サイトの自慢のひとつ。文部科学省の国語の指針を踏まえつつも、難しい用語はできるだけ使用せずに解説していますので、国語の授業が睡眠時間だったという方もどうぞご安心ください。
なお、設問は文科省後援の「日本語検定」の出題範囲も意識していますので、受験をお考えの方にも最適です。ちなみに出題者は2級合格(読売新聞社賞受賞)。クウォリティにはちょっと自信があります。
ニュースな日本語
政治家や芸能人など著名人の言動や、それらを報じる記者やキャスターの発言に注目。一流の(!?)言葉の使い手たちによって用いられたことわざ、慣用句、四字熟語の意味や使い方を掘り下げて解説しています。
さらっとニュースを読み流しただけでは見えてこない隠された意図などが垣間見えて、戦慄する結果になっても責任を負えませんのであしからず。
日本力向上委員会
クイズの出題担当は、文科省後援日本語検定2級に一発合格しています。おまけに思いがけず読売新聞社賞優秀賞という賞までいただいてしまい、もはやひっこみがつかなくなった今では、当初予定になかった1級合格を目指して奮闘中。
2級までとは段違いのレベルの高さに四苦八苦しつつも、栄冠奪取に向かって日々是勉強な毎日をレポートしています。2級以下の試験対策のお役立ち情報もチラ見せ中のカテゴリにご期待ください。
運営するのはこんな人
小秋(こあき≠ちあき)
日本語クイズ出題、トピックス執筆。日本語検定「読売新聞社賞 優秀賞2級」受賞。
- Twitter:https://twitter.com/koakisan
- facebook:https://www.facebook.com/koakisan
オダヒデキ
サイト管理。JEES主催2019年度日本語教育能力検定試験合格。
- Twitter:https://twitter.com/odahideki
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お世話になっています
参考文献
- 文化庁(2007)『敬語の指針』
- 吉川武時(1989)『NAFL選書6 日本語文法入門』アルク
- 佐久間淳一・加藤重広・町田健(2004)『言語学入門―これから始める人のための入門書』研究社
- 原沢伊都夫(2010)『考えて、解いて、学ぶ日本語教育の文法』スリーエーネットワーク
- 荒川洋平(2016)『日本語教育のスタートライン 本気で日本語教師を目指す人のための入門書』スリーエーネットワーク
- 須永哲矢・安達雅夫・川本信幹・速水博司(2016)『日本語検定公式テキスト・例題集「日本語」上級増補改訂版』東京書籍
- ヒューマンアカデミー(2017)『日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第4版』翔泳社
- ヒューマンアカデミー(2018)『日本語教育能力検定試験 分野別用語集 第4版』翔泳社
- 岩田一成、大関浩美、篠﨑大司、世良時子、本田弘之(2019)『改訂版 日本語教育能力検定試験に合格するための用語集』株式会社アルク