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2022年「今年の漢字」を日本語教育能力検定試験合格者が選んだらこうなった

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日本漢字能力検定協会主催『2022年 今年の漢字』に応募しました。

2022年今年の漢字応募画面

1995年のスタート以来、年末の風物詩としてすっかり定着した感のある今年の漢字ですが、自分で応募してみようと思い立ったのは今年がはじめてです。

日本語コンテンツを世に問う立場にある者として、いっちょかみしてみるのも悪くない。そんな思いが常々あったのも確かですが、それよりなにより、今年の場合はどうしても清水寺貫主氏の力強い筆遣いで拝みたい一文字があったからです。

いちいち書き記すこともないとは思いますが、その一文字とは当然「壺」。

ツイッター界隈では、「壺」を今年の漢字にしようキャンペーン的なハッシュタグが展開されていたように記憶していますが、おそらく多くの方がこれに賛同、実際にアクションを起こされたことと思います。

相方なども迷わず選択していたようですし。。

日本語検定1級ホルダーの私が選んだ2022年「今年の漢字」とは?
毎年恒例の「今年の漢字®」。「今年一年の世相を漢字一字で表現する」という企画で、1995年から日本漢字能力検定協会が主催しているイベントですが、そのWeb応募締め切りが、12月5日に迫ってます。皆さん応募しましたか?私は先ほど、これ!と思う

当初は、私もぜひこの流れに乗っかろうと鼻息荒くしていたんですが、投稿画面で思いがけず要求された「選定理由」をあーでもないこーでもないと思案するうちに、なんかちゃうな、と思うようになってきたんですよね。

振り返るだに沈鬱なイベントの数々だった2022年を一文字で表すのに、「壺」ではあまりにも狭きに失するのではなかろうかと、、、

いやはや、12月5日の締め切りは刻一刻と迫ってきているというのにまずいじゃないか。これはいかん。ということで、今年の重大ニュースやら2022年の事件簿やら、そういった類のキーワードで検索につぐ検索。一から仕切り直して、マイ「今年の漢字」を決定することになったのでした。

そんなこんなで紆余曲折を経て、ウン年前に日本語教育能力検定試験に合格の、ペーパー日本語教師が選んだのはズバリ「葬」。

葬儀で悲嘆に暮れる女性

そして、熟慮に熟慮を重ねた選定理由はコチラ。

ロシアのウクライナ侵攻で国際協調の幻想が、安部元首相の国葬強行で民主主義の理念が、さらに旧統一教会問題で政治への信頼が、呆気なく「葬」られた一年だった。

発表は1週間後の12月12日。おなじみのあの巨大な半紙というかキャンバスというか、白い画面にどんな文字が躍ることになるのか。指折り数えて発表の瞬間を待つ7日間となりそうです。

この記事を書いた人
オダヒデキ

弊サイトWeb担当。日本語教育能力検定試験合格。目下の課題は「なんなら」の最近の用法に習熟すること。好きなオノマトペは「もふもふ」より「もけもけ」。

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